2024.02/02
10代の時から好きなシンガーソングライターが、民放の生放送に初出演した。わたしがかつて好きだったバンドの元ドラマーと一緒に。
たしか、きっかけは『跳躍』をきいて。当時わたしは、ストファイという深夜の音楽番組をよく見ていた。高校の途中から不登校になったわたしは病気から昼夜逆転し、深夜のテレビ・ラジオから最新のものをキャッチするのが趣味だった。
なぜ日食なつこはキャッチできて、小林太郎はキャッチできなかったんだろう。調べて謎が深まったけど、タイミングでしかないんだろうな。
ストファイHジェネ祭りの予選から決勝の様子を何週にもわたって見ながら、決勝の日食なつこにすごく惹かれたことだけは覚えてる。
前髪だけを上げたthe優等生な顔つきと、芯の強い歌声がわたしにはすごく惹かれるものだった。たぶん才能が羨ましかったのもありそう。10代なんて劣等感のかたまりだし。
で、だ。最初に記した生放送は今の時代のおかげでテレビのないわたしも無事見ることができた。見逃し配信システム助かる。
ヤーレンズの出井さんが紹介者。M-1グランプリ2023のPVで日食なつこの『ログマロープ』が使われた旨を説明して、来るか来ないかの流れからご本人登場。
日食なつこは一時期までピアノ弾き語りのみだった。『水流のロック』でドラマーkomaki氏を招き、新しい側面を魅せた。話題にもなった。
このふたりの組み合わせはいつもわくわくするから大好きなんだけど、とにかくkomakiさんが職人すぎる。華麗だし無駄がない。そして絶対的に軸がブレない。
朝から2曲のステージング。『ログマロープ』から『開拓者』の流れで、komakiさんがログマロープの演奏中、画面の左下にクレジットが出てたのがわたし的にツボだった。嬉しかった。
スタジオで手拍子する人たちをカメラが抜いた時、紹介した出井さん以上に楢原さんが口ずさんでいたのは、わたしをさらに幸せにした。
派手に目立つ何かに焦がれることがわたし自身が少ないからか、世の中と違うポイントで一喜一憂することがある。そして、こういう幸せはいつでも存在してほしい。
追うもののみが知れる幸せがある。