スノースマイル

2024.2/5

 

東京はすごい量の雪が降った。雪の降る地域で雪おろしと呼ぶらしい(?)雷も鳴った。温暖な気候の海沿いの田舎町で育ったわたしは雪に縁がなく、上京してからの雪に毎回圧倒されている。

 

雪にまつわる名曲って、やっぱりBUMP OF CHICKENかなーって『スノースマイル』を。

わたしが大好きなAqua Timezもいつだか、バンプの話をしていたのもあって余計に好き。

ポケットにお招きするところより、個人的には「足跡の平行線」から息継ぎの間のほぼない次の歌詞へのリズムが大好き。

藤くんの女の子をちゃんと見ている感じがやさしくて、きいてて和む。

 

そして話は日常に戻る。冬に対して直感が冴えていたのか、今シーズンは雪に備えて靴を買っていた。アウトドアブランドのウォータープルーフかつ雪や凍結に対応したスニーカー。今っぽいソールに厚さがある、かわいいヤツ。

 

寒くなると血行不良で心身に不調が出るらしいんだけど、この1年ほどの積み重ねで心が限界を迎えていたのか、大雪の中帰ってからお風呂に入りながら泣いてしまった。

苦しくて、かなしくて、声が響くお風呂場だというのに涙が止まらなかった。

 

大学生の頃、3年ほど形式上付き合ったひとがいたが最後の方で心が防御体制に入ったのか涙が出なくなっていた。かなしいも苦しいもあるけど、涙にはならない。

 

ひとりでいるときに、こわいものを利用した荒療治の時だけ怯え泣くのはずっとあった。他は心が本気で動くことをやめていた。

泣きむしが泣かなくなったことで、負荷はそのまま抱えることになった。昔はちょっとしたことで泣いていたのに。涙でコルチゾールを排出することで、感知する痛みを減らしていたのが体内に滞留することになっていった。

 

それからたぶん、解放された。

 

また好きなひとの歌で泣けるかな。泣くために行っていた年越しのライブが懐かしい。音楽でしか泣けないわたしはまだ弱い。